「建設通信新聞」に記事が掲載されました。

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電気設備工事や住宅建築を手掛けるサンエー(神川県横須賀市)は、エアコンや照明、玄関ドアなどさまざまな家電や住宅設備をスマートフォンでリモートコントロールする機能を備えた住宅向け新システム「S-REMOS(エス・リモス:家xスマホ / 家スマ)」を開発し、建築業者に売り出す。
新築工事の際に住宅設備として新システムを据え付けるだけで、IOT(モノのインターネット)住宅が実現でき、建設業者が競合他社と差別化を図れると期待している。
スマホのほか、AI(人口知能)スピーカーによる音声制御にも対応させていく計画で、初年度1万戸の新築住宅への導入を目指す。新システムは制御基盤セット、有線ルーター、屋外用カメラ、温度センサー、光回線などから構成される。住宅内の照明、エアコンなどと制御基盤を配線工事でつなぎ、ルーターを介してスマホから操作できるようにした。住宅購入者はスマホ1台あれば、例えば照明なら外出時の消し忘れ確認や帰宅時の自動点灯などが可能。玄関ドアも鍵がなくても施錠、解錠ができる。また、セーフティー機能としてドアの動きや人感センサーで侵入者を検知し、緊急事態を知らせることも可能だ。IOT機器はメーカーを問わず、建築業者は自社の標準設備のまま新システムを採用することでIOT住宅として売り込めるほか、住宅引渡し後もスマホを通じて購入者に情報発信できるため、メンテナンスやリフォームの案内、顧客紹介など営業の効率化が期待できる。サンエーでは、戸建て住宅のほか、ファミリー向けの分譲マンションに売り込む。家のあらゆるものをインターネットにつなぎ、時間、場所を問わずに制御、管理するIOT住宅は、AIスピーカーやIOT機器の登場で脚光を浴びつつある。現在、住宅のIOTに関連する商品は、赤外線やBluetoothといった電波によるものが多く、「赤外線対応機器しか操作できない」「赤外線が壁などに遮断されると操作できない」「各メーカー間の互換性がなく単発商品になっていて横のつながりがない」といった問題を抱えている。また、家電を新たに購入してもネットとの設定や操作が煩雑になるケースも多く、シンプルで拡張性がある商品が求められていた中、「S-REMOS(エス・リモス:家xスマホ / 家スマ)」は日本の住宅のIOTを加速させる全く新しい住宅設備としてリリースされる。
※PSE(電気用品安全法)適合証取得済
特許出願中

 

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